KANEandKOTFE(カネアンドコッフェ)ゲイカップルのなれそめやカミングアウトは?結婚も!

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KANEandKOTFE(カネ アンド コッフェ)さんは、交際12年のゲイカップルです。

かつての職業は消防士警察官でした。

ゲイであることを隠し続けて、10年以上公務員として勤務しましたが、「ありのままの自分で生きたい」という思いから、2021年3月に2人で同時に退職しました。

LGBT(性的少数者)の中でゲイとは、男性に対して恋愛感情を抱き、性的にも惹かれる男性のことで、自身のことを男性として自認している人を指します。

同性婚が法制化された国や地域が増えていく中で、日本では『同性パートナーシップ制度』を導入する自治体もあり、LGBTを支援する取り組みも進んできています。

KANEandKOTFEさんが、NHK総合『超多様性トークショー!なれそめ』に出演し、2人のなれそめや同性カップルとして人生の楽しみ方について語ります。

ここでは、幸せなゲイカップルのロールモデルになりたいという、ラブラブなKANEandKOTFEさんについて紹介します!

 

【KANEandKOTFEさん】ゲイカップルのなれそめは?

KANEさん(本名:平田金重)とKOTFEさん(本名:勝山こうへい)の出会いは、2011年12月、ゲイに特化したSNSでした。

当時KANEさんは24歳、KOTOFEさんは29歳でした。

KANEさんは高校卒業後、消防士として、KOTFEさんは大学卒業後、警察官として働いていました。

 

東日本大震災の救助活動にも参加していたKOTFEさんは、

明日が来る保証はない。

という思いが強く、出会ったその日にKANEさんに「好きだ」と伝えたそうです。

KANEさんは、高校を卒業した頃男性に興味があることに気づきましたが、その頃まだ、自分がゲイであることを受け入れられておらず、ゲイカップルが幸せになれるはずもないと思っていました。

だから、女性と結婚して、子供がいる未来を描いていました。

その一方でKANEさんは、KOTFEさんに惹かれていく自分が怖くて、どうすれば良いかわからず泣いてばかりいたそうです。

KOTFEさんは泣いているKANEさんを抱きしめて、

女性と結婚しても祝福するよ。

君の選ぶ道を全力で応援する。

それが僕の幸せだから。(KOTFE)

と言ってくれたのだそうです。

今まで世間体ばかりを気にして生きてきた。(KANE)

KANEさんはKOTFEさんが海のように広い心でいつも優しく包んでくれたお陰で、今の自分があると話します。

つきあい始めた2人が小さなワンルームの部屋で同棲生活を始めて12年になります。

お互いがほぼ初めての恋人だったため、青春を取り戻すかのようにたくさん旅行し、日常ではランチに出かけたり、公園を散歩したりしてデートを楽しんでいるそうです。

【KANEandKOTFEさん】ゲイカップルのカミングアウトは?

2人とも女の子に告白されたことは何度もあり、女の子とつきあったこともあると言います。

KOTFEさんは小学3年生のときに同級生の男の子を好きになりました。

当時はゲイであることを治さないといけないと思っていました。

夜寝る前に「明日、女の子を好きになってますように」と願っていましたね。(KOTFE)

と語ります。

KOTFEさんは、周囲を安心させるために友情結婚することも考えていました。

2人は交際を始めてからも、職場の仲間にゲイカップルで同棲していることをカミングアウトできませんでした。

ゲイであることを隠し続けて無理な働き方をしていたストレスが原因で、KOTFEさんは2020年に適応障害と診断され、警察官の仕事を休職することになります。

KOTFEさんは、KANEさんや臨床心理士さんとゆっくり話していくうちに

ゲイを隠し続けていることがしんどかった (KOTFE)

と自分の口から出たときは本当にビックリしたのだそうです。

小さい頃からゲイであることがバレないように生きることが当たり前だったから (KOTFE)

 

その後、2人はゲイであることを隠さずありのままの自分で生きることを決めて、2021年3月に同時に退職しました。

今、KOTFEさんは、心が戻ってきたような感覚になっているそうです。

 

ゲイであることを隠さず、ありのままの自分をカミングアウトして生きると決めた2人。

ゲイカップルとして同棲していることを、KANEさんの両親は公認ですが、KOTFEさんの両親はまだ知らないのだそうです。

 

【KANEandKOTFEさん】ゲイカップルの結婚は?

日本では、法律上の同性カップルは結婚ができません。

自治体が同性同士のカップルを『婚姻に相当する関係』と認め、証明書を発行する『同性パートナーシップ制度』は、2015年11月に東京都渋谷区と世田谷区で施行されました。

2023年6月時点で、少なくとも328の自治体が『同性パートナーシップ制度』を導入しています。

しかし現実には、

パートナーが交通事故で落命しても、その裁判にパートナーが関われないということも起こる。

依存症など精神疾患の措置、入院の親族同意など、法で決まっている要件は、自治体パートナーシップ等ではいかんともしがたい。

同性間の婚姻に含めるしか解決はない。

出典:テレ朝news https://news.tv-asahi.co.jp/

 

KANEさんはX(旧Twitter)で訴えます。

いまだに同性カップルに対して

「2人が好きなら、それで良い」

「一緒に暮らしてれば、それで良い」

「なんで結婚にこだわるの?」

的なことを言う人に対して、怒りで頭が狂いそうになります

色んなパートナーの形があります

だから結婚しなくても良い

ただ、選択肢がないことはおかしいのです (KANE)

 

KANEandKOTFEさんは、2021年9月から、同性カップルの日常をYouTubeで発信を始めました。

「2人でYouTubeをやりたい」と言いだしたのはKANEさんでした。

「日本ではまだ結婚できないけど、YouTubeで二人の記録を残すことで、家族の証明になると思うから」 (KANE)

KOTFEさんはKANEさんに宛てたラブレターに想いをしたためます。

思い返せば、僕たちが小さかった頃、

日本で幸せに生きているゲイカップルのロールモデルはいなかった。

だから、僕たちの日常で、

誰か一人でも生きる希望になることができたら嬉しいね。

愛するカネへ。

僕の唯一の家族でいてくれて、ありがとう。

これからも、僕たちの、幸せな家族の記録を残そう。

そして、いつか、結婚しよう。

最高の親友で、恋人で、家族のコッフェより。

出典:YouTube『KANEandKOTFE』

【KANEandKOTFEさん】についてまとめ

JAL(日本航空)は、2020年10月1日から、機内や空港で使用していた英語のアナウンス「Ladies and Gentlemen」を廃止し、「Everyone」「All Passengers」などジェンダーに中立的な表現に変更しました。

JALは

無意識に性別を前提とする言葉を使っていた。

これからは誰もが利用しやすい環境をつくりたい

としています。

JALは2014年に「ダイバーシティ宣言」を表明し、性別や性的指向などの属性によらず、多様な人材が活躍できる会社づくりを推進し、同性パートナーを配偶者と同等に扱う社内制度を導入しています。

出典:東京新聞TOKYO Web  https://www.tokyo-np.co.jp/

 

KANEandKOTFEさんは、YouTubeでの発信やデモ活動、講演などを通して、

僕たちの活動を1つの切り口として、あらゆる人の生きづらさがなくなる世界になればいいなと思います。

マイノリティであるために差別や偏見に苦しむのは本人のせいじゃなくて、社会や周りの理解やサポートが足りてないからなんです。

僕たちの活動を通して、LGBTや他のマイノリティについて考えるきっかけや、当事者でも幸せに生きているという希望を届けられたらと思います。

と強い思いを語ります。

出典:ほっとせなNEWS https://www.hotosena.com/

 

時代に合った取り組みが日本の社会に波及し、ジェンダー問題に限らず、性別や年齢、国籍や人種、障害の有無などに関わらず、人々が多様性を尊重し合える未来をつくって行きたいですね。

KANEandKOTFEさんの『ありのままの生き方』と幸せを応援していきましょう!

 

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