兄妹そろってバレーボール日本代表選手の石川真佑選手が、兄の石川祐希選手とフジテレビ「ボクらの時代」でテレビ初共演します。
W杯に賭ける熱い想いと、幼い頃からバレーボール選手としての生活を支えてくれた家族に対する愛を語ってくれるようです。
石川真佑選手のこれまでの経歴や家族の影響、バレーボール選手にとっては不利であるはずの低身長な体格から生まれる、アウトサイドヒッターとしてのスパイク力やブロック力についてまとめてみました。
石川真佑選手の出身やバレーボールの経歴は?
石川真佑選手は2000年5月14日生まれ、愛知県岡崎市の出身です。
兄と姉の影響で、小学3年生のときにバレーボールを始めました。
父親は元実業団の陸上競技短距離選手、母親も同じく元実業団のバスケットボール選手だったそうですから、真のアスリート一家と言えます。
石川真佑選手は2019年に東京都世田谷区にある私立の女子校である下北沢成徳高校を卒業後、Vプレミアムリーグの東レアローズに入団、同年、バレーボール日本女子代表に選出され、女子U20ジュニア世界選手権大会出場を果たします。
この大会で日本チームの優勝に大きく貢献した石川真佑選手は、MVPとベストアウトサイドヒッターを受賞しました。
2023年に東レアローズを退団し、イタリアのセリエAであるイル・ビゾンテ・フィレンツェに移籍しました。
兄の石川祐希選手も2014年から現在までイタリアのチームに所属していますから、兄妹がそろってイタリアで活躍する姿が見られるようになりました。
石川真佑選手は低身長なのにアウトサイドヒッターなの?
石川真佑選手のポジションはアウトサイドヒッターです。
アウトサイドヒッターは、セッターが上げたトスを左右両サイドからスパイクを打つ選手で、エースアタッカー(エース)やウイングスパイカーと呼ばれることもあります。
日本バレーボール協会が公表する2023年女子日本代表登録メンバーのデータによると、石川真佑選手の身長は174cmです。
40名の代表選手全員の平均身長は175.3cm、アウトサイドヒッター17名の平均身長が176.4cmですから、石川真佑選手の身長は決して高くはありません。
東レアローズの公式サイトでは、石川真佑選手の指高は226cm、最高到達点は300cmとなっていますので、74cmという驚異的なジャンプ力です。
女子日本代表バレーボール選手の中で最も高身長の196cmである小林エンジェリーナ優姫選手の最高到達点は320cmで、海外の身長200㎝レベルの選手にも引けを取らない跳躍能力です。
その小林エンジェリーナ優姫選手と比較しても、石川真佑選手のジャンプ力は小柄な身長を感じさせないほどの高さです。
中田久美 元女子バレーボール日本代表監督は2019年のW杯の際に記者会見で、
「競った場面でも拮抗した場面で気持ち的に絶対負けない強さがある。」
「ちょっと小粒ですけどピリッと辛いプレーが彼女の持ち味なのかな。」
と石川真佑選手の強靭な精神力を評価しています。
石川真佑選手は、ネットの向こうの相手選手のポジションを瞬時に見て判断し、スパイクの体勢に入ってから腕をひねり、コースを変えてブロックの隙を抜けるよう巧みにスパイクを「打ち分け」する高い技術を持っています。
あえて相手選手の高いブロックを狙って当て、ブロックアウトを取るという判断もします。
このように高度な技術と得点力で、低身長のハンデを克服しています。
アウトサイドヒッターとして素晴らしい選手だと言えます。
石川真佑選手が兄妹でねらうW杯後の目標は?
2023年W杯バレーボールは、2024年夏季開催予定パリオリンピックの予選として開催されます。
パリ五輪にはW杯で総当たり戦により出場権を獲得した6ヶ国と、FIVB(国際バレーボール連盟)のランキング順位に基づき出場権を獲得した5カ国と、オリンピック開催国であるフランスの12カ国が出場します。
YouTube「フジテレビSPORTS」のチャンネルでは
Q:自分の強みは?
石川真佑選手:サーブ!
Q:W杯の目標は?
石川真佑選手:(五輪の)切符をとります!
と意気込んでいます。
ちなみに、
Q:オフの日の過ごし方は?
石川真佑選手:お風呂に入る
Q:やってみたい職業は?
石川真佑選手:苦手だけど接客系のアルバイト
と23歳の女性らしく可愛らしい一面も見せています。
石川真佑選手についてまとめ
兄妹そろってバレーボール日本代表選手となった石川真佑選手は、間違いなく将来の日本バレーボール界を牽引していくトップ選手になると期待されています。
W杯で全力を尽くして大活躍し、パリ五輪への切符を獲得できるよう応援しています!
ぜひ、最高の笑顔を見せてください!
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